コラム

情報的健康((Informational Health)について

情報的健康((Informational Health)という用語は、まだ一般的な用語として定着しているとは言えませんが、近年、情報セキュリティやプライバシー保護といった概念と関連して、少しずつ注目を集めています。
情報というものは、それに続く、状況(情勢)判断、意思決定、行動という一連のループの基となるもので、仕事や人生、危機管理の視点からも重要です。そこで今回は情報的健康を維持、向上するための7つのポイントを紹介いたします。(ただしこれは私自身の見解ですのであくまでご参考に)
1. 情報源を選ぶ
信頼性の高い情報源を選ぶ。公式なニュースサイトや専門家の意見を重視し、出所の明確でない情報には注意を払う。
2.事実確認の習慣をつける
受け取った情報を鵜呑みにせず、事実確認を行う習慣をつける。複数の情報源を参照し、情報の正確性を確認する。
3.フェイクニュースの識別
情報を批判的に評価し、フェイクニュースやデマを見分ける力を養う。例えば、事実確認サイトを利用して情報の真偽を確認する。
4. 情報の多様性を確保する
異なる視点や意見を取り入れることで、バイアスを防ぐことができる。様々な情報源から情報を収集し、広い視野を持つことが大切。例えば、日本のメディアだけなく、海外メディアのヘッドラインをチェックするだけでも、日本がいかにローカルで情報鎖国であることが認識できる(その結果、日本の常識は世界の非常識という状況がいまだに続いている)
5. 情報の質を評価する
情報が最新かつ正確であるかを確認し、疑わしい情報は慎重に扱う。また、情報の根拠や証拠が示されているかを確認することも重要である
6.情報の受け取り方を工夫する
SNSの利用時間を制限し、前々回のブログで紹介したデジタルデトックスを実践することで、情報過多からのストレスを軽減できる。
7. オンライン行動の意識を持つ
自分が発信する情報にも責任を持ち、他者に迷惑をかけないように心がける。炎上や誹謗中傷に加担しないことも重要である。

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