コラム

安倍元首相銃撃事件が日本人に教えるもの

安倍元首相銃撃事件に関して各メディアを含めていろんな方々が様々な意見を述べている。
ここで本質的なことを考えたみたい。それは物事の重要度(Priority)の選択と目的と手段の峻別の大切さである。この二つはいずれも日本人、日本社会の甘い点、弱点と言って良い。
要人警護で最も重要なことはどのようなことがあっても要人の生命を守ることである。要人を狙った本人を取り押さえることは、二の次であり手段である。これは要人警護の鉄則、原理原則である。原理原則というものは冷静に考えれば誰でも分かることである。これはコロナ対策でも全く同じことが言える。
何が一番重要なのか。重要度の選択は危機管理の第一歩でもある。危機管理の目的は一番重要なものを守るマネジメントである。その目的を実現するための手段として「何々をするのだ」ということを明確に認識することの大切さを今回の事件が日本社会に教えている。

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