スカイマークが日本初受領したボーイング737-8(737 MAX 8)の初号機が5月4日午後、羽田空港に到着した。日本の航空会社では初の737 MAX受領で、今後は慣熟フライトなど就航に向けた準備を進める。
国内の航空会社で737 MAXを発注したのは、スカイマークのほかにANAとJALの3社。ANAは737-8を30機確定発注し、9月以降の導入を予定している。JALは737-8を38機発注しており、2027年度から受領開始を予定している。
737―MAXは、2018年のインドネシアのライオン・エア610便墜落事故と翌2019年のエチオピア航空302便墜落事故を受けた全世界での飛行停止処分になった。事後原因はMCAS (MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System)という操縦特性向上システムの不具合と、そのシステムのセンサーである、機首の両側にある翼と対向する空気の流れの角度を表示する2つのAOA(Angle of Attack) シグナルを機長側のシグナルしか使用していなかったこと、新規航空会社のパイロットが、MCASのシステムや対処方について熟知していなかったことがある。737MAXは世界中が不安視していたが、ボーイングは事後原因のなったシステムの不具合を改修した。
システム改修後、私はシアトルのボーイングに行き、ボーイングのテストパイロットとフライトシミュ―レーターで操縦して安全性を確認した。その3ケ月には、ボーイングが世界の安全の専門家やメディアに影響力のある専門家を招き、ボーイングのトップとの意見交換を行った。日本からは私が参加した。意見交換の後、もう一度、ボーイングのチーフパイロットとフラトシミュ―レーターを操縦して安全性を再確認して帰国した。
以上、文字数が多くなりましたが、事故原因とシステムの改修の内容のポイントを簡単に説明しました。今後、メディアから取材を受けた際には、737という飛行機の特徴、737MAXのシステムや改修の内容等をもう少し詳しく説明する予定です。