コラム

子供だけでなく、大人にも参考になるコミュニケーションの本

安全講話や危機管理の講演では、トラブル、事故の要因の多くにコミュニケーションの不具合が関与していることと、その対策について紹介しています。

学研が発表しているアンケートでは、小学生の悩みの1位が友人関係、人間関係ということがあります。つまり、コミュニケーションが一番の課題ということが言えます。

小学生の時期は、親や家族との関係を基盤に、友人や周囲の人々との関係性を築き始める重要な時期です。この段階では、どう他者と関わればよいか、どのように自分を表現するかを試行錯誤しているため、摩擦や不安が生じやすいものです。
この時期の子どもたちは、まだ言葉や行動を通じて適切に感情を表現し、他者と意思疎通を図るスキルが十分に発達していません。そのため、誤解や衝突が生じることがあると思います。
特に近年では、SNSやオンラインとの関わりも含めて人間関係が形成されることが増えています。これにより、リアルな友人関係だけでなく、オンラインでのつながりや、見えないプレッシャーも悩みの要因となっていると思います。このことは、小学生だけでなく、デジタル社会、SNSの影響を受けている若い大人の世代にも言える傾向だと思います。

最近、株式会社カンゼンから出版された『こども「友だちとのつきあい方」』 とう本は、小学生を持つ親だけでなく、コミュニケーションに課題を抱えている大人にも大変参考になりますので、紹介させて頂きました。

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