アメリカとイスラエルの攻撃に対して、イランは湾岸諸国の空港や石油関連施設に無人機による攻撃を続けている。そのため、ドバイ、ドーハ、アブダビのハブ空港の閉鎖に加え、イラン、イラク、イスラエル、カタール、バーレーン、クウェートの領空も閉鎖されている。
今朝のテレビ朝日の「羽鳥モーニングショー」にオンライン収録で出演しました。収録では技術的視点、国連の安全保障理事会の機能、、空港に足止めされた旅客の退避についての日本政府の対応、それに関連して、私自身が湾岸危機の際にイラクに人質になった邦人の救援フライトを実施した際の経験など、約30分間説明しまた。今朝の放送では、私のコメントの部分は僅か10秒足らずでしたので、ここで、空港閉鎖と領空閉鎖の影響について説明したことを簡潔に紹介します。
(1)閉鎖されたドバイ空港からの日本への帰国は、陸路でオマーン又はサウジアラビアにいき、そこから、東南アジア経由で日本への航空便を利用する。
(2)領空封鎖による飛行ルートは、サウジアラビア領空の一部かオマーンの領空からアラビア海、インド洋も空域を迂回するか、中央アジア、中国の領空を迂回するルートがある。
(3)湾岸危機、湾岸戦争当時は国連安保理が機能していたが、今回のアメリカとイスラエルによるイランの攻撃は、国連安保理が機能しないなかで行われており、今後、どのような展開になるか予測できない状況である。日本は過去には、こうした事態に際して“Too Little Too Late”となってしますケースがあった。日本政府としては、邦人の安全確保、退避に万全の措置をとるべきである。