コラム

ウクライナ情勢の行方と求められる「バックキャスト思考」

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)時代の「環境制約」に対応して積極的に取り組んでいる某優良企業で、来週から6回に分けて部長クラスの全員を対象に対面型式(海外支店の社員はオンライン)で企業研修を担当することになっている。
その企業研修では、私はSDGsに必要な「バックキャスト思考」にも触れる予定である。「バックサイド思考」とは未来を起点として、今何をすべきかを考える思考である。今まで多くの企業が実施した思考法は、現在の問題を解決するフォアキャスト思考である。ウクライナ情勢は厳しさを増しており、この先どうなるかは誰も正確な予想ができない。報道されている日本国、日本の企業の対応をみていると、今までの延長線上に立ってこれからどうするか、という「フォアキャスト思考」である。ウクライナ情勢の行方にはいろいろなシナリオが考えられる。日本国、日本の企業が最悪のシナリオも含めてそれに耐えていくためにためには、考え得るシナリオの結果を起点とした「バックキャスト思考」での対応が必要ではなかろうか。

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