コラム

実は日常生活でもOODAを実施している

今年も大型連休が始まった。久しぶりに行動制限のない連休であるが、感染予防に関する基本を確実に実施することの大切さに変わりはない。
私は、連休前まで、某優良企業の部長クラスを対象に「リーダーのOODA研修」を3回に亘り実施してきた。連休中は庭仕事などで身体を動かそうと思っています。
連休明けからは、原子力関係の仕事、某国立大学の招聘教授として学長との対談と新入生への講義、某私立大学での講義、地方公務員の安全衛生管理者研修でのヒューマンエラー対策についての講演、企業・公官庁の次世代のリーダー(部課長クラス)への「リーダーの危機管理」の講演などが続いている。
それぞれの講演、講義の内容の要点を折に触れたFBで紹介したい。
まず、OODA研修の内容なかから、その一つを般向けに紹介します。
実は、私たちはOODAという言葉を知らなくても、日常実施しています。例えば車の運転で見通しの悪い交差点にさしかかった際に、注意深く周囲を見ます(Observe)⇒見通しが悪いから車や自転車、人が出て来る可能性もあると予測し(Orient)⇒いつでも止まれる速度に落とそうと決めて(Decide)⇒実際に減速する(Act)。つまり知らず知らずのうちにOODAを実施しているのです。
但し、自分は絶対に事故を起こさない、安全運転をするのだ、という明確な目的意識を(Vision)をもっていることにより、はじめて確実に実施できます。変化の激しい時代、コロナやロシアによるウクライナへの侵攻など、予想外な事態が発生する時代に対応してOODAを効果的に活用するためには、明確なVision(理念や目的意識)を持つことがひとつのポイントになります。

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