コラム

オミクロン株の感染と現実的なリクスマネジメント

オミクロン株による感染拡大が収まらない。メディアは連日ほぼトップニュースで感染者数を報じている。デルタ株に比較して感染力が強いといわれているオミクロン株は、みんなそれなりに感染予防に努めているが、いつどこで感染するか分からないリスクがある。
ここで、コロナとリスクマネジメントについて考えてみたい。現実的なリスクマネジメントは、リスクの未然防止と、実際にリスクが発生した場合の被害局限対応である。日本人はゼロリスクも求める傾向にある。もちろんリスクの発生がゼロであることは理想であるが、現実の世界ではゼロリスクはあり得ない。コロナについてもそれが言える。
コロナ対策の政府分科会の専門家も、テレビでコメントする医師もほとんど感染の専門家である。リスクマネジメントの視点からすると、感染というリスクを軽減するにはマスク着用、密を避ける、手洗いなどの基本的な感染予防に加え、日頃から免疫力を上げておくことが大事だと思う。免疫力が高ければ、例え感染しても重症化しないはずである。高齢者や基礎疾患のある人が、感染すると重症化するのは免疫力が低下しているのが一因であると考えている。政府分科会にも、テレビのコメンテーターにも免疫の専門医が必要だと思っている。

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