コラム

SDGs時代だけでなく、働き方改革にも欠かせない「バックキャスティング思考」

最近様々な分野で採り上げられているSDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟の193か国が2016年から2030年の15年間で17の具体的な事例の目標を掲げている。
気象予報の手法などや、従来一般に行ってきた目標の設定方は、過去の実績や現状や課題の延長線上に目標を定めて対策を考えるフォアキャスティング(Fore casting)である。
この「バックキャスティング」という言葉は、まだあまり一般化していない言葉であるが、SDGs時代には欠かせない考え方である。私自身、最近までこの言葉を知らなかった。
パイロットはフライトでフォーキャスト、ナウキャスト(実際にはこういう言葉はないがパイロットは使っている)を大事にしている。実はバックキャストという言葉は知らなくても、フライトでは離陸、着陸に向かって常に逆算のタイムマネジメント、つまりバックキャスティングを行っている。バックキャスティング思考は、SDGs時代に求められるだけでなく、日本の働き方改革を真に実現するためにも必要な考え方である。

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