コラム

花筏

写真は皇居のお堀の千鳥ヶ淵の水面に浮かぶ桜「花筏」である。
「花筏」という言葉は美しい響きを持っており、耳にしただけでも情景が浮かんでくるなんとも日本らしい言葉である。桜の季節には「「花筏」の他に「花冷え」、「花曇り」がある。これらは日本人の豊かな感性から生まれた言葉だと思う。四季の変化に恵まれた日本人は元来素晴らしい感性を誰もが持っていたはずである。感性も使わないと低下する。日本は各国に比べて遅れていたデジタル化が今後急速に進むことが予想される。放っておけば感性が低下してしまう。感性は違いや、少しの変化に気付く能力でもある。危険を察知する能力でもある。感性を低下させない、蘇らせることは、生きるうえでも大切なことである。意識して五感を使って生活を楽しむことの大切さを「花筏」が教えてくれた。

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