コラム

コロナが教える自己コントロール(Self-Management)の大切さ

新型コロナウイルスが私たち人類に教えてくれていることのひとつに「自己コントロール」である。別の言い方をすると、セルフマネジメント(Self-Management)がある。コロナをコントロールすると言っても、実際はコロナウイルスをコントロールのではなく、一人ひとりが、自分の意識と行動をコントロールすることである。

「不要不急」以外は三密を避ける、手洗いをしっかり行うことにより、感染しない、感染を拡大させない、ということは誰でも知っている。コロナは「こうした方が良い」ということをどれだけ実施できるかどうかを私たちに試しているのではないだろうか。私は今までいろんなひとを多くみてきた。人間の能力自体はそれほど差がない。結果に大きな差が生じるのは、自分をどれだけコントロールできるか否かが、結果の差になって生じる。こうした方が良い、自分はこうするのだ、と決めたことをどれだけ実行できるかである。私が都内で定期的に開催している「人間塾」でも、参加者に「自分との約束を守ることができれば、だれでもスゴイひとになれる」と話している。他人との約束は守ることがそれほど難しいことではない。自分との約束は守らなくても誰からも責められない。一番難しいのは自分との約束である。それには、自分自身をどれだけコントロールできるかにかかっている。コロナは自己コントロール(Self-Management)の大切さを教えてくれている。(参考:アメリカではこのSelf-Managementという言葉をよく使う)

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