コラム

「アフターコロナ禍」で見えてくるもの

新型コロナウイルスによる感染は依然として終息の見込みはたっていない。しかし、いずれは、終息するであろう。そこで、終息した後の社会の姿が見えてきたものがある。「歴史が繰り返す」と言われている。自国主義と国際協調、市場競争でほとんど一人占めした結果の事実上の基準であるデファクトスタンダードと、国際標準化したデジュールスタンダードが交互に注目されてきました。

最近は、トランプ大統領の出現で自国主義の台頭や、英国のEU離脱などで国際協調が崩れてしまった。しかし、ここにきて、コロナ対策は自国だけの対応では終息させることは難しく、否応なしに国際協調が必要になってきた。国内でも、自分は大丈夫だと自粛要請を無視して行動する人が一部にいる一方で、助け合い、ボランティア活動などが連日報道されるようになった。歴史は上からみると、ぐるぐると回転するように、繰り返しているように見える。視点を変えて横からみると、らせん状になっており、同じようなことを繰り返しながら上に上がっているのではなかろうか。つまり、確かに歴史は繰り返すが、同じ社会現象でも、繰り返す度に進歩しているのではなかろうか。コロナ禍が終息した後は、国際間でも、国内でも助け合い、共生の大切さが再認識されるものと期待される。

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