この数年、日本を代表する企業などで、現場の不正事実を経営層が知っていないという不祥事が発生しています。これは一般にガバナンスの問題だと指摘されています。
カバナンスとは、組織や企業が健全で持続可能な形で運営されるために必要な管理と統制の枠組ということです。ここで思い出したのが、「ほうれんそうが会社を強くする」という本です。
この本は、20数年前に著者であり、山種美術館長であった山崎富治さんから山種美術館に招かれたとき頂きました。山崎さんは「会社がダメになるのは「ほうれんそう」ができていないから、会社が強くなるのは「ほうれんそう」がうまくできているから、ということ経験から確信したからだ」ということを話されていました。
最近、日本を代表する企業で、不祥事が続いているその要因にガバナンスの問題があるかと思います。現場と経営トップとの報連相が機能していないことがその背景になるのではないか。私は、官庁、企業・団体などで危機管理の講演を行っており、危機管理の視点からも「ほうれんそう」の大切さを話しています。当時、山崎さんには確認はしていないが、語呂あいがよいので「ほうれんそう(報連相)」となっているのだと思います。私は講演では「そうれんほう(相談―連絡-報告)」の順で実施することを勧めています。
最近、この本原典復刊が発売されました。Amazonのカスタマーレビューにもコメントしました。
メールやLINEの時代だからこそ、危機管理の視点からもこの原典復刻が実現したことに大変意義があると思っています。
余談ですが、ポパイはほうれん草を食べて強くなったという話があります。
