コラム

ウイルスと闘うのではなく、共存・共生する

山中伸弥教授の「私たちが一致団結して正しい行動を粘り強く続ければ、新型コロナウイルスとの共存が可能となる。ウイルスと闘うのではなく、ウイルスとの共存、共生するとうことう考えが大切」という趣旨のコメントを聴いて、ハッとして思い出したことがある。そして「確かにそうだ、山中教授の指摘する通りだ」と思った。闘えば、ウイルスという相手に勝つこともあるが、負けることもある。負けたら死に至ることもある。共存、共生すれば、死という最悪の事態は避けられる。ウイルスというものは、この地球上からなくなることはない。

私は、若いころ、フライトの出先で滞在中、飲み水や食べ物に細心の注意をしていてもひどい下痢をしたことがあった。現地の人は同じ水を飲み、同じものを口にしていてもなぜ下痢をすることはないのだろうか?と考えた。そこで「そうだその土地の大腸菌とお友達になればいい」という思いに至った。現地の人と同じものを口にしたところ、やはり1~2回は下痢をした。が、それ以降は現地で下痢をすることはなくなった。今思えば各国に存在する大腸菌と闘うのではなく、共存、共生することができるようになったのでは、と思う。

この考えが役立ったのは、海部元首相の中東五カ国訪問の首相特別便の準備でエジプトのホテルに滞在中、激しい下痢になったときである。そこでエジプトの大腸菌とお友達になればいいと、考え、現地の水道水をガブ飲みしたところ、半日で下痢の症状がなくなった。感染症の専門家からすれば、そのような行動は非難され、信じられないと指摘されるかもしれない。これは私が現地で学んだ体験である。ウイルスも一度自分の体内に入ってしまうと、抗体ができると言われている。また、日頃から体力、自己免疫力を高めておく必要があることは忘れてはならない。私は医療の専門家ではないので、このブログはあくまで、私個人の経験談として読んで頂ければ幸いです。

ひとつ言えることは、今回の「コロナ禍」で教えられることは、この地球上にある全てのもの、国と国、企業と企業、人と人、更に人間と動植物、人間とウイルスは闘うのではなく、共存、共生する道を模索することが、持続可能な社会に繋がる本質ではなかろうか。

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