コラム

様々な活動の変化がコロナによって強制的に一気に加速している。

コロナによってビジネスや生活様式がまったく新しいものに変わったというよりは、これから10年単位の時間をかけて起きるはずだった様々な活動の変化が、コロナによって強制的に一気に加速している。その代表的なものとしてオンライン化がある。私自身最近は。テレビ出演は自宅の書斎からSKYPEで、講演はWebexで実施している。3日前に実施した埼玉県の病院での安全研修の講演では、院内の会議室で参加人数を制限して、久し振りに実施することができた。病院の大部分の職員の皆さまには、私の講演の動画をYouTubeの配信で聴いて頂いた。今週は都内の大きなホテルの宴会場で、経営者を対象にした講演を実施する予定であるが、少人数が対象となる。更にこれから順次予定されている某医師会総会での講演や、企業での講演の多くが、すでにオンライン方式と決まっている。今後はリアルとオンラインとが共存する形となるであろう。

ビジネスや生活様式のオンライン化による影響は、すでに5月の株式市場にも顕著に表れている。GAFAM( Google・Apple・Facebook・Amazon) 5社の時価総額が、日本の東証1部約2170社の時価総額の合計を上回った。リアルベースの日本企業が企業価値を下げる一方、ネットを中心としたGAFAMがその価値を伸ばしている。各国でのロックダウンや外出自粛という影響により極端な数字となって現れているが、コロナの収束後も、この傾向は後戻りすることはなかろう。

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