コラム

「東京五輪の延期」から学ぶコミュニケションの大切さ

2020東京五輪が一年延期となった。コロナウイルスの影響を考えれば、今年の夏の開催が無理であることは誰がみても当然であろう。IOCの規定では「中止」はあっても「延期」はない。当初IOCは4週間程度で結論を出すとされていたが、一転して僅か2~3日で「延期」の決断をした。これは、中止を何としても避けたい安部首相がトランプ大統領とテレビ会談で「延期」の支持と取りつけた。G7首脳テレビ会議でG’7の首脳からからも「延期」の支持をとりつけて、IOCのバッハ会長との電話会談で「一年程度の延長」を提案。バッハ会長は「一年延期」を決断し、臨時の電話での理理事会を開催してIOCとして「一年延期」を決定した。このことは、報道で誰も知るところである。

「延期」に伴う課題は山積しているが、「中止」にならず「延期」となったのは、偏に安部首相のコミュニケション力と調整能力であることは間違いない。

我々一般人も、危機に際しては自分一人で頑張るのではなく、コミュニケションによって関係者の協力を得ることによって、危機を乗り越えることができることを教えられた。

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