コラム

東京五輪開催の危機、新型コロナウイルスが示唆する地球規模の『共生』

2020東京オリンピック・パラリンピックは延期の可能性が強くなった。

過去にオリンピックが中止となった原因は戦争であった。これからの時代は平和の祭典であるオリンピックの開催が危機になる要因は、今回のようなウイルス感染による健康被害と気候変動である。戦争は国と国との国家間の問題である。ウイルス感染による健康被害と気候変動は、国境には関係なく地球全体の問題である。オリンピックに限らず、前回のブログで触れたとおり、自国優先主義を乗り越えて、地球規模での『共生』が全ての面において持続可能とするうえで必要なことである。12年前の2008年7月7日の洞爺湖サミットのテーマのひとつに地球温暖化があった。私は民放の報道番組で「各国の首脳は自国の利益を乗り越えて地球規模で地球温暖化対策を議論して頂きたい」とコメントしたが、残念ながらその部分は放映されなかった。人類は様々な危機を乗り越えて発展してきた。新型コロナウイルスの感染拡大による健康被害、東京オリンピック・パラリンピックの開催危機を契機に、各国のリーダーだけでなく一般市民も、『共生』こそは、我々人類にとっても、地球上の全ての生物にとって、持続可能な必須の条件であることを認識したい。

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