コラム

買いだめを防ぐ情報発信と自律的行動

買いだめを防ぐ情報発信と自律的行動

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために東京都、首都圏の知事がこの週末の外出自粛要請を求めた。このニュースが伝わると、東京都内では食料品などの買いだめが発生した。

不安を煽るワイドショーなどでは「首都封鎖」などいう言葉も報じられていた。人間の行動に最も影響を与えるのは不安心理である。こうしたパニックを防ぐためには、情報を発信する側は、「不要不急 以外は外出を自粛」という抽象的な言葉だけでなく、「重要でないもの、急ぐ必要のないもの」更にもっと具体的に「スーパーや薬局などに食品や日用品、医薬品を買いに行くことや、病院への通院、仕事のため公共交通機関を使うこと等」と丁寧に具体的に説明することが大切である。

我々も日頃からメダィア情報に振り回されずに、「報道されていることは一部のことか、全体のことか」「何が本質か」を見極めて行動する習慣、「何が大切か」と自分で考えて行動する習慣をつけておくことが、パニックに陥ったり、不必要な買いだめに走らないことになるのではなかろうか。

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