私はこの数年、VUCA時代に対応するための迅速な意思決定ループであるOODAループに関する講演や企業研修を行っています。
OODA(Observe―Orient―Decide-Act)のOrient(状況認識、状況判断・仮説)能力は、その人の知識、経験、価値観などが大きく影響します。つまりできるだけ多くの経験や事例、歴史などの蓄積により、変化や予測不可能な出来事に対応する判断力が確実に高まります。AIは、膨大な経験や出来事の集積を基に瞬時に判断(答え)を出します。
こうしたことからも最適な判断をするためには、経験の大切さが分かります。
経験を活かす際には、AIと人間の経験知の扱いを知っておくことも必要です。その違いを簡潔にまとめました。
AIの経験知
•膨大なデータを統計的にパターン化
•感情・身体性・痛み・責任がない
•失敗しても“痛まない”ので高速に試行錯誤できる
•文脈の一貫性は強いが、価値判断は持たない
人間の経験知
•経験は「身体」「感情」「記憶」「価値観」と結びつく
•失敗は痛みを伴うが、その痛みが学習を深くする
•他者の話や事例を“自分ごと化”できるかどうかが鍵
•判断には「覚悟」「倫理」「責任」が必ず伴う
•経験は「身体」「感情」「記憶」「価値観」と結びつく
•失敗は痛みを伴うが、その痛みが学習を深くする
•他者の話や事例を“自分ごと化”できるかどうかが鍵
•判断には「覚悟」「倫理」「責任」が必ず伴う