コラム

米中首脳会談とOODループ

今回の米中首脳会断はまさにOODAループでの真剣勝負で、囲碁の対局と同じ様相を呈していた。ひと昔前の政治家や経営者の多くは、囲碁を取り組んでいた、ということが頷ける。ちなみに、素人なりに囲碁をOODAループに当てまめると、次のようになる。
•Observe(観察:大局観と直近の着手)
相手が打った最新の一手(着手)を見るだけでなく、盤面全体の勢力バランス、地(陣地)の多寡、弱くて攻められそうな石がないかを「俯瞰(ふかん)」して捉える。
•Orient(情勢判断:世界観の構築と予測)
ここが最も重要なポイントである。自分の知識や過去の経験、直感、そして「相手の狙いは何か?」という仮説(世界観)を構築する。「相手は左辺を広げようとしている」「この石を狙っている」といった情勢判断を瞬時に行う。
•Decide(意思決定:最適解の選択)
「教科書通りの正しい手(正解)」を探すのではなく、今の形勢において相手の意図を読み、その裏をかき、主導権を握るための「最適解」を決定する。
•Act(行動:着手)
碁石を盤面に打ち下ろす。。これにより盤面の状況が変わり、再び最初の「Observe」へとループを戻す。
こうしてみると、今回の首脳会談の勝敗は、トランプ大統領と習近平主席のどちらが勝った(成果があった)が素人でも想像できる。

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