今日、全国で成人式が行われた。20歳を迎えた皆さんおめでございます。
2000年から早くも25が年たった。これからの25年で2050年になる。
哲学者の森信三氏(1896年 ~1992年)は生前に次のようなメッセージを遺した。「2025年、日本は再び甦る兆しを見せるであろう。2050年、列強は日本の底力を認めざるをえないだろう」と。
日本は「失われた30年」と指摘されている。確かに国力も生産性も個人所得、政治、社会風潮のどれをとっても、その指摘は否定できない。
私は、若手の次世代リーダーへの講演、大学の講義などでの質疑応答や、彼ら彼女たちの気付きの発表から伺えることは、森信三氏の予見は決して夢ではないと思っている。
大げさな例えかもしれないないが、幕末から明治にかけて、日本を動かし、世界が驚く発展を遂げた原動力になったのが、若者たちの危機感とエネルギーである。
因みに黒船がやって来た時に、その主な人物の年齢を調べてみた。
勝海舟は31歳、西郷隆盛は27歳、吉田松陰は24歳、坂本龍馬は19歳、福沢諭吉は19歳
大隈重信は17歳、高杉晋作は15歳、伊藤博文は13歳であった。
私が、関わっている若い人たちをみると、日本は再び甦る兆しを感じることができる。