コラム

新刊本「こどもリスクマネジメント」の紹介

親子で学べる良書として知られるこどもシリーズの本『こどもリスクマネジメント』がカンゼン社からが本日出版されましたので、今回は私が監修をいたしましたので、その内容の主旨をご紹介いたします。

「失敗をおそれずに、前に進むためにも、リスクマネジメンの知識を身に着けよう!」は監修を担当した私の巻頭文の最初の文章です。
人間の活動にはかならずリスクがあります。日常生活のなかで様々なリスクが発生してピンチになり、「どうしよう」ということが誰にでもあります。私たち日本人の大人にも子供にも一番欠けているのが、リスクにどう対応するかというリスクマネジメントです。
 子供たちを取り巻く環境にも様々なリスクがあります。最近は、変化が非常に激しく、多様性で、自然災害もふくめて予測不可能なことが起こっている時代のなかにあります。こうした時代にあって、子供も大人もリスクと共存しながら生きてゆく必要があます。
 誰でも人は今ある自分は、今までの自分が様々な局面で判断して行動した結果が今の自分です。これからの自分というものは、リスクもふくめて、様々なことに直面したとき「どうする」と判断して行動することが将来の自分をつくりあげていきます。

たとえば、この本の最初の章にでてくる「忘れものをしたらどうする」ということなどは誰でも経験することです。子供がいろいろな局面に遭遇した際にどうする、あるはそうならないためにはどうしたら良いかなど、テーマごとに挿入図も含めて分かりやすく載っています。
 そして、子供と大人が一緒に読んで頂けるように、危機管理の視点から、日常の様々な局面に遭遇した際に「見る―わかる―きめる―うごく」のOODA(Observe-Orient-Decide-Act)のループで対応をすることで、リスクマネジメントにも強くなるように、子供にも大人にもわかりやすく説明しています。

 この本を親子で読んで頂くと、子供も大人もピンチに強くなるばかりでなく、変化の激しい時代にも逞しく対応して生きていく力がついていくことが期待できます。

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