コラム

「人生100年時代」その(5)究極のアンチエイジング「いつだって今が旬!」

一口に年齢と言っても暦の年齢(戸籍上の年齢)の他に精神年齢、血管年齢、骨年齢、姿勢年齢、肌年齢、視力年齢など様々な年齢がある。中年以降に小学校時代や中学校時代の同級会に出席した際に、「あの人は若いね」とか「あの人はだいぶ老けているね」と感じることがある。暦の年齢は同じなのになぜこんなに感じが異なるのか。見た目の年齢はこれからの年齢の総和である。暦の年齢以外は本人の生き方次第である程度コントロールできる。
暦の年齢は幼稚園、小学校、中学校までは必要なことかもしれない。しかし、社会に出ればもう暦の年齢は必要ないはずである。しかし、日本はいまだに様々なケースで年齢制限がある。新聞もテレビも報道する際には必ず人に年齢を付けて報道している。これは外国ではありえない現象である。年齢を付けて報道する必要がある場合以外はほとんど意味のないことである。

さてここで、年齢とサクセスフルエイジングについて考えてみたい。例えば、誰でも20歳は初めて経験する。20歳を経験するのは一度限りである。それと同じように。30歳も、そして60歳も70歳も80歳も90歳も100歳も、どの歳もみんな初めて経験するのである。つまり、どの暦の年齢も「旬」なのであり、「いつだって今が旬!」なのである。自分より暦年齢の若い人を羨むことも、若い頃を懐かしむよりも、『今、ここ、“Now!Here!” 』が大切であり、大事にすべきではないか。
日本抗加齢医学会の会員として医学の面からのアンチエイジングを勉強しているが、「人生100年時代」は「いつだって今が旬!」という捉え方がセクセスフルエイジングのひとつであり、全ての人にとって、究極のアンチエイジングではないかと私は考えている。
(画像は講演用に作成したパワーポイント資料の画面である)

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