コラム

ウクライナの悲劇をよそに貪欲な投機資金

ウクライナの首都キーウ近郊のブチャで多数の民間人の遺体が見つかったことを受け、国連の安全保障理事会が緊急会合を開催することを決めた。ゼレンスキー大統領がオンラインで演説する予定。欧米はロシアに対して更に制裁を強める方針だということは、日本のメディアの報道で知ることができる。
ウクライナ国民の悲惨さとは無関係に投資資金が動く可能性もあることを知らせる情報がニューヨークに本社をおき、最新の金融情報を提供しているBloombergによって発信されている。その内容は、欧米から厳しい経済制裁をうけているロシアへの投資になお強気のハゲタカのようなヘッジファンドも存在することを報じている。ロシアの国債の購入に伴うリスクは大きいが、一世一代の好機かもしれないと熱い視線を向けているということである。表紙もまさに”HERE COME THE VULTRES”(ハゲタカたち群がっている)そのものとなっている。
投資家(お金)というものは、臆病でると同時に貪欲であることは、歴史をみれば明白です。ウクライナ国民の悲惨さをよそに、投資資金が動く可能性もあることを知らせる情報である。

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