コラム

今だからこそ『坂の上の雲』を目指して歩きたい

前回のブログでは「上を向いて歩こう」というテーマで寄稿した。上を向いて歩くと大空には白い雲が浮かんでいる。司馬遼太郎の代表作として広く知られている作品に『坂の上の雲』がある。司馬氏は明治維新から日露戦争までの三十余年を「これほど楽天的な時代はない」と評している。『坂の上の雲』とは、坂の上の空に輝く白い雲を目指して一心に歩む当時の時代的昂揚感を表したものである。国家も国民も明確な目標に向かって必死に歩んだ時代であった。戦後の日本も、坂の上雲をみて懸命に頑張ってきた。先進国になり、バブルがはじけると明確な目標がなくなり、『失われた』といわれる時代が続いている。コロナ禍の厳しい状況が続いているなかで、ロシアのよるウクライナ侵攻で国際情勢の不安定化が増して来ているだけに、私たちは『坂の上の雲』を目指して頑張りたい。

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