今年も大晦日恒例のNHK紅白歌合戦が放送される。
平成15年（2003年）NHK紅白歌合戦でSMAPが歌った「たった一つに花」が大ヒットして「ナンバーワンよりもオンリーワンたれ」という言葉がはやった。
その歌詞の一部をピックアップしてみる。『No1にならなくてもいい もともとOnly One ～～世界に一つだけの花 ひとつひとつ違う種を持つ その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい～～』確かに人の心を惹きつける歌詞である。
今年は東京オリンピックがあった。歳が明けると間もなく北京で冬のオリンピックが開催される。オリンピックは参加する選手はみんなナンバーワン（金メダル）を目指す。しかし、その種目でナンバーワンになれる人はたった一人である。そしてその人もいつまでもナンバーワンではいられない。オンリーワンはだれでもオンリーワンになれる。いつまでもオンリーワンでいられる。
私は操縦席から地球を眺めていて浮かんできた言葉が“The Only One Earth,The Only One Life”だった。“The Only One”には「たったひとつ」の他に「かけがえのない」という意味もある。この「かけがえにない」という言葉を大切にしましょう、ということを今までテレビやラジオで何度も語ってきた。特にNHKの「ラジオ一番」での私の話には多くの反響あり、再放送までしてくれた。間もなく新しい年を迎える。誰もが、新しい「かけがえのない年」「かけがえのない時間」「かけがえのない人生」を大切にしたい。
