5年前に出版した拙著が好評だったということで、出版社からの依頼で大幅に書き直して(改定増補版)「航空安全とパイロットの危機管理」として11月末に発行されました。学術的、理論的なものではなく、主に私の経験に基づいて執筆したもので。本のテーマは航空界向けとなっていますが、航空界の人だけでなく、一般社会の人にも参考にして頂けように心掛けました。
参考までに、手前味噌になりますが、以下にオンラインでの書評のひとつを紹介いたします。
『本書は幾多の修羅場で危機と対峙しながら安全運航を全うし、“グレートキャプテン”とよばれた元機長の経験と、国土交通省の航空関係の委員、危機管理・リスクマネジメントの専門家としての知見による危機管理の鉄則や、現場での実践的な安全確保について余すところなく著されたものである。この改訂増補版では、コロナが航空界にもたらした問題、コロナ後の展望についても述べられている。また、著者の講義を受けた航空界を目指す学生たちの前向きな感想がコラムで紹介されている。航空界の人や航空業界を目指す学生のみならず、広く一般の方々にも参考となる書である。』
