コラム

コロナ変異株「オミクロン」とVUCA(ブーカ)の時代

新型コロナウイルスは次々と変異しており変動性(Volatile)がある。今回南アフリカで発見されたコロナウイルスの変異株「オミクロン」が新たな脅威となってきた。感染力は「デルタ株」より強いことは専門家ではほぼ一致した見方である。しかし、重症度に関してはまだはっきりしておらず、不確実(Uncertain)である。新型コロナウルスルの遺伝子も我々素人にとっては複雑である(Complex)。また、日本を含めて各国の対応もまちまちで曖昧なところがある(Ambiguous)。
今、コロナの特徴を英語で表して、その頭文字をとってみたらたまたまVUCAとなった。
VUCAは1991年にアメリカ陸軍戦略大学校( US Army War College )で使用された軍事用語である。2010年代以降、変化が激しく、先行きの不透明さが増してくると、経営やビジネスでも使われるようになっている。今の時代を「VUCA(ブーカ)の時代」とも言われている。
コロナ対応にも、VUCAの時代に対応するにも、OODAループが有効なフレームワークである。そのためか、最近になって企業や団体から私にOODAの講演、研修の依頼が多くなってきた。今日も、某企業の都内の本社でその打ち合わせをすることになっている。
ちなみにOODAはObserve、Orient、Decide、Actの頭文字をとったもので、観察(情報収集)と状況判断と、それに基づく迅速な意思決定と行動が鍵を握っている。

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