コラム

年齢って何?

人生100年時代、超高齢化社会といわれるようになって久しい。定年延長、雇用延長に乗り出している企業も多くなっている。最近、家電量販大手のノジマが、80歳が上限だった雇用制限を事実上撤廃したというニュースがあった。何歳まで働くか、働くことができるかは、個人差があり一概にはいえない。
この機会に「年齢」というものについて考えてみたい。年齢には戸籍年齢の他に、精神年齢、血管年齢、骨年齢、ホルモン年齢など様々な年齢ある。戸籍年齢を重ねる毎にそれらの年齢に個人差が出てくる。日本社会はいままで、戸籍年齢だけでほとんど自動的に雇用などを制限してきた。また、新聞やテレビ等のメダィアでは人物に関して、必ず戸籍年齢をつけて報道している。海外ではありえないことが依然として続いている。戸籍年齢が意味を持つのは、義務教育の修学年齢、選挙権を有する年齢、飲酒、喫煙可能な年齢などごく一部だけある。それ以外については、戸籍年齢は単なる数字でしかないはずである。日本社会も、私たち一人ひとりが、「年齢って何?」を考えてみる必要ではないか。

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