コラム

教えているようで実は教わっている自分

8月31日から昨日(9月13日)まで、土日をのぞいて毎日、都内の研修を扱う会社のオフィスからZoomを使用してオンラインで講演と企業研修を行ってきた。コロナ禍での企業研修も最近はオンラインが多くなっている
連日、講師とグループディスカッションのファシリテーターの一人二役を務めてきた。グループディスカッションも、ブレークアウトでそれぞれの職場からパソコンの画面を通じてグループスカッションも発表もができる。
講師兼ファシリテーターとしての私も、各グループのディスカッションの様子を聞くことできる。
ディスカッションの内容をまとめた発表に対して、私がコメントをし、質疑応答を実施する。
参加者の様々な意見や考えに接することができた。Appleの共同創始者であるスティーブジョブズが「ひとりの優秀な人の話を聞くよりも30人の普通の人の話を聞く方が良いアイディアが生まれる」と言ったそうだが、参加者のみなさんの意見を聞いていて、確かにそうだと思った。
参加者からいろいろと質問されることにより、自分の視野の狭さ、勉強不足を知らされた。参加者から多くのことを教わった。今回の企業研修を通じて「教えているようで実は教わっている自分」を痛切に感じた。
「親は子から親としてのあり方を教わる」、「教師は生徒から教わる」、「教官は訓練生から教わる」ということは以前から知識では知っており、薄々とは感じていたが、今回それが真理であることを実感した。

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