コラム

コロナ禍における重いテーマの講演

先週インターネットセキュリティ会社の社員約400名と、日本のエネルギー政策に直接影響を与える業界の現場のリーダーを対象として講演と基調講演を2回実施した。その要点を箇条書にして紹介したい。(あくまで、講師としての私自身の考えである)
(1)ウイズコロナ、アフターコロナでオンライン化が定着する業種・職種においてはセキュリティ対策がより重要となる。今後国や企業に対するサイバー攻撃が増える可能性がある。
(2)安全で質の高い業務を支えるには、専門分野のテクニカルスキルとともに業種・職種に拘わらないノンテクニカルスキルの両輪が必要である。
(3)安全管理の課題はヒューマンエラー対策で、なかでも「基本・確認行為の徹底」が要諦となる。
(4)危機管理は大切なものを守るマネジメントで、重要度(Priority)の選択が第一歩となる
(5)リーダーは平時と非常時の切り替えが大切である。ちなみに、日本がコロナへ対応で混乱しているのは、誰が悪いというのではなく、法律、制度、社会風土が平時体制のままで、非常時体制ができていないのがその根本原因である。
(6)想定とは人間が勝手に作った範囲内で起こるリスクのことである。想定外とはその範囲の外で起こること。リーダーは「想定外」は言い訳にすぎない。相対外を想定した対応をイメージしておく。その際には究極の意志決定(決断)が求められる。
(6)究極の意志決定とは、大切なものを選択する決断である。
(7)例えばA(経済活動)とB(感染予防)としたら、その2つとも選択するか、AかBのひとつだけとるかという決断である。これは、そのときの状況認識と先行きの予測と、最悪の事態のタイムリミットから逆算した時間が深く関わる。状況が悪化する速度、残された時間に余裕がない場合は、ひとつだけ選択する決断をしないと「二兎を追う者は一兎をも得ず」という結果を招く。
(8)決断には覚悟が伴う。覚悟とは決断した結果起こり得る全てを受容れること。
先週はコロナ禍における、重いテーマについて講演、基調講演となった。

先週インターネットセキュリティ会社の社員約400名と、日本のエネルギー政策に直接影響を与える業界の現場のリーダーを対象として講演と基調講演を2回実施した。その要点を箇条書にして紹介したい。(あくまで、講師としての私自身の考えである)
(1)ウイズコロナ、アフターコロナでオンライン化が定着する業種・職種においてはセキュリティ対策がより重要となる。今後国や企業に対するサイバー攻撃が増える可能性がある。
(2)安全で質の高い業務を支えるには、専門分野のテクニカルスキルとともに業種・職種に拘わらないノンテクニカルスキルの両輪が必要である。
(3)安全管理の課題はヒューマンエラー対策で、なかでも「基本・確認行為の徹底」が要諦となる。
(4)危機管理は大切なものを守るマネジメントで、重要度(Priority)の選択が第一歩となる
(5)リーダーは平時と非常時の切り替えが大切である。ちなみに、日本がコロナへ対応で混乱しているのは、誰が悪いというのではなく、法律、制度、社会風土が平時体制のままで、非常時体制ができていないのがその根本原因である。
(6)想定とは人間が勝手に作った範囲内で起こるリスクのことである。想定外とはその範囲の外で起こること。リーダーは「想定外」は言い訳にすぎない。相対外を想定した対応をイメージしておく。その際には究極の意志決定(決断)が求められる。
(6)究極の意志決定とは、大切なものを選択する決断である。
(7)例えばA(経済活動)とB(感染予防)としたら、その2つとも選択するか、AかBのひとつだけとるかという決断である。これは、そのときの状況認識と先行きの予測と、最悪の事態のタイムリミットから逆算した時間が深く関わる。状況が悪化する速度、残された時間に余裕がない場合は、ひとつだけ選択する決断をしないと「二兎を追う者は一兎をも得ず」という結果を招く。
(8)決断には覚悟が伴う。覚悟とは決断した結果起こり得る全てを受容れること。
先週はコロナ禍における、重いテーマについて講演、基調講演となった。

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