コラム

日本から台湾へのワクチン供与と台湾の管制官の心温まる交信

6月4日、ワクチンを積んだJALの航空機が台湾の桃園空港に到着する際に、管制官が「台湾人は皆、日本の支援に感謝しています」と呼びかけると、これに対してJALのパイロットが「どういたしまして」と言葉を返した。この音声が台湾で公開されると、すぐにSNSを通して「短い言葉のやりとりにも気持ちが込められている」といったコメントが拡散したという報道があった。
私は今日(9日)TBSテレビの「ひるおび」に生出演し「管制官とパイロットの交信は基本的には航空交通の安全確保と円滑な交通に関することに限りますが、こうした心温まる出来事があった場合は、短い言葉で気持ちを伝えることがある。交信を聴いて私も心温まる思いをしました」とコメントしました。台湾へのワクチン供与について政治的にはいろいろな意見があるが、管制用語を使用しての交信のなかで、管制官もパイロットも素直な気持ちが短い言葉になって自然に出たのであろう。

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