コラム

欧州当局も7373MAXの運航再開を承認


MCASとういうソフトウェアーの不具合に起因する2件の墜落事故で、運航停止が続いていたボーイング737MAXの運航再開を、FAA(アメリカ連邦航空局)に続き、EASA(欧州航空安全機関)が承認した。だだ、コロナで航空需要が低迷しており本格的な運航開始は少し先になる見通しである。
ソフトウェアー改修後、私は2度、シアトルのボーイングに行き、ボーイングのテストパイロット、チーフパイロットとシミュ―レーターで検証して、改修後は安全性には問題ないことを体験した。ただ、特に発展途上国の航空会社の乗員に対しては、システムについての周知と、シミュレーター訓練の必要性は感じた。FAAもEASAも運航再開に際しては、これらの措置をとることを条件として加えている。
これは、個人的な見解であるが、運航再開が大幅に遅れた要因は、技術的な問題の他に、FAAが737MAXの承認に際して、甘かったということなど、FAAのあり方が米下院の公聴会で厳しく追及されてことが、かなり影響していたのではないかと思っている。

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