コラム

コロナの先に見えるものは「デジタル」と「グリーン」

コロナの先に見えるものは「デジタル」と「グリーン」
日本のコロナ対策が正念場を迎えている。今回の緊急事態宣言は前回のときより、国民の意識と行動はビッグデータから見る限り甘いと言わざるを得ない。この要因には、海外の国のように強制力も罰則もない日本の法制度、戦後の社会風土、そして何よりも国のコロナ対策が”非常時事態に対応する危機管理の失敗要因として挙げられる“Too Little Too Late”である。菅内閣の支持率低下がそれを物語っている。
今、目の前は戦後経験したことのない厳しい状況にある。しかし、我々はこの先を見据えることも必要である。ワクチンの使用とその効果も期待できる。そしてコロナ禍はいずれ終息するはずである。その先には、海外に比べて遅れをとっており、必要性が分かっていながら先送りしてきたDX(ディタルトランスフォーメーション)がある。そして、地球規模でも待ったなしの課題である地球温暖化を食い止める脱炭素は化全世界の21世紀の重要な課題である。この二つは、今までの首相が取り組めなかった。先延ばしできない重要課題を菅首相が強い意志で取り組み始めた。海外のメディアも“Update required”(時代に合わせなければ)という見出しで“Japan’s new prime minister drags government into the digital era”(日本の新しい首相がデジタル時代へと導く)という記事がある。
コロナの先に見えるのは「デジタル」と「グリーン」がキーワードとなるはずである。

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