コラム

東京アラート」とリーダーの指示

非常事態宣言解除後の東京都では、新柄コロナウイルスの感染が続いており昨日(6月2日)は34名の感染が確認された。

小池東京知事は「東京アラート」を発出した。今朝の報道で都民のインタビューの様子を観ていると「具体的にどうしていいのか分からい」と言っている人がいた。抽象的な指示では、都民は具体的にどう行動してよいか分からないのは、当然である。指示は具体的にイメージできて、はじめて指示通りの行動ができる。

第2次大戦の日本軍の失敗を研究した書物のなかにも、失敗の要因のひとつに「曖昧な指示」をあげている。確実な行動を促すためには、抽象的な言葉ではなく具体的な言葉で、かつ名詞だけでなく動詞も付けて指示をすることが大切である。特にリーダー層、指導的な立場にある方はこのこれを意識して、指示する習慣をつけたい。

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