コラム

今日8月1日は「水の日」です

今日8月1日は「水の日」です。この日を初日として8月1日~7日の一週間を「水の週間」として、水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるために制定されています。国連でも3月22日を「世界水の日」(World Water Day)と定めています。世界では約9億人の人々が、汚れた水しか飲むことができない生活をしています。日本では、どこでも透明で清潔な飲み水を飲むことができます。水道からもきれいな水が出ているにも関わらず、飲み水はペットボトルで買っている人も少なくありません。それは世界的に見ると、とても贅沢なことでもあり、水の大切さに余り関心のない背景かも知れません。今日は「水の日」にちなんで、水に少しでも関心をもって頂くために、地球全体の水について紹介します。

地球上の水のなんと97.4%は海の水なのです。陸の水は地球上の水の僅か2.6%しかありません。

更に、陸の水の内わけは、

・氷河:76%
・地下水:23%
・湖の水:0.6%
・土壌の水:0.1%
・河川の水:0.1%以下

です。

この数字から読みとれることは、地球の水の97%以上は海の水であること。陸の水は氷河と地下水で99%占められている。地球温暖化によって氷河が溶けると大変な被害が生じる

恐れがあること。陸の水は湖や河川には僅かしかなく、氷河以外では地下水であること。

その実態を高度一万メートルから地表を見続けてきて、自分の目で確認したことは、サウジアラビア、アメリカ、メキシコ、オーストラリア等の砂漠やそれに近い乾燥地帯では、地下水をポンプで汲み上げて、その水をスプリンクラーで水を撒いて小麦などを栽培しています。サウジアラビアは石油の輸出国であることは、知られていますが、実は小麦の輸出国でもあるのです。

日本は、毎年集中豪雨で甚大な被害が出ていますが、豪雨への対策、防災と同時に、水の大切さを再確認する日となれば幸いです。

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