コラム

2022年以降には佐渡島が一躍注目されるであろう

10月18日に新潟空港で開催された航空シンポジュームにおいて、航空評論家として10分間ほどの短いコメントをした。そのなかで、佐渡島が注目されることについて一部触れました。ここで改めて整理して、佐渡島が一躍注目されようになる可能性について紹介します。

2022年に地域航空会社のTOKI AIRが運航を開始する予定である。新潟を本拠地にし、佐渡島、首都圏、中部圏、関西圏、仙台などを結ぶ路線計画がある。

北海道や九州沖縄の離島のほとんどには定期便が運航されているが、本州では一番大きい佐渡であるのにも拘わらず、現在飛行機の定期便が運航されていない。佐渡島に行くには海路しかない。TOKI AIRが導入を予定しているATR42-600S(2022年に型式証明取得を目指している)という飛行機は800mの滑走路でも離隔陸が可能で、890mの佐渡空港にも運航可能となる。

このTOKI AIRの計画が実現すると、佐渡島は一躍注目される可能性が大きい。その主な要因として以下の3つがあげられる。

(1)自然や歴史の宝庫の佐渡島へ首都圏、中部圏、関西圏、仙台地方のから飛行機で直接佐渡島に行くことができるようになり、観光需要が一気に高まることが予想される。

(2)コロナ禍前の海外からのインバウンド観光客の傾向として、従来からの観光地に加え、SNSなどで知った海外の人たちが、日本の地方の魅力に惹かれる人が増えてきた。この傾向はコロナ収束後も更に高まることが予想される。とすると、首都圏、中部圏、関西圏の国際空港に入国したインバウンド客が、佐渡島に向かうも人も出てくることが考えられる。

(3)コロナで業種・職種によっては働き方も大きく変わってきた。テレワークの活用で大都市圏のオフィスでなくても、地方でも仕事ができるようになった。この流れは、コロナ後でもなくなるどころか更に進むであろう。実際、すでにその動きが始まっている。具体的な例としてパソナが本拠を淡路島に移している。TOKI AIRの運航が開始されると、佐渡島にも拠点やオフィスの一部を移す企業が現れることも十分に考えられる。

ここに挙げた3つのことだけをみても、2022年にTOKI AIRの運航が開始されるのに伴い、佐渡島が一躍注目されることになるであろう。

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