シニア向きのゆるい生き方の本がベストセラーになって以来、この2~3年来、各出版社から次から次へと高齢者向きの生き方の本が出版されています。日本の人口構造、若者が本を読まなくなったという社会情勢からしても、出版社としては営業上、高齢者を対象とした出版に力を入れるのは当然だと思います。
最近の新聞広告や本屋さんの棚を眺めると、「頑張らない」「手放す」「ほどほどに」といったキーワードが躍り、シニア向けの「ゆるい生き方」の本が一大ジャンルを築いているのを感じます。
出版業界のビジネスモデルとして、人口ボリュームが大きく、かつ「紙の本」に親しみと購買力を持つシニア層をターゲットにするのは理にかなっています。一方で、どの本も似たような「正解」を提示しすぎている感は否めません。
個人的な意見ですが、大切なのは「自分はどうありたいか」という視点こそが、豊かな人生の核になるものではないでしょうか。シニア(高齢者)といっても、そのコンディションは千差万別です。画一的なアドバイスに従うよりも、自分の身体の声を聞き、今の自分にできる「最適解」を探るほうがずっと合理的だと思います。他人の真似や本の教えをなぞるだけでは、どこか「借り物の人生」になってしまいます。
世に溢れる本は、あくまで「ヒントのカタログ」に過ぎません。その中から自分に合うピースだけを拾い上げ、時には本の内容を全否定してでも、自分の直感を信じて動く。そのプロセスこそが、まさに“Only One”の生き方を形作るのだと思います。
以上、週末の「ゆるい時間」を利用してつぶやいでみました。(Xでは140文字という制限があるためこのコラムでつぶやきました)