松下政経塾は松下幸之助が「我が国を導く真のリーダーを育成する」目的で設立した。熟生はここで、国家の長期的展望は如何にあるべきか、国家を経営する指導者に必要な資質とは何かなど、塾生同士で切磋琢磨しながら、ビジョンをつくりリーダーとして研鑽をする。
高市早苗首相はその第5期生、立憲民主党の野田 佳彦代表は第1期生である。お二人のしっかりとした記者会見等の発言からも、そのバックグラウンドの重みが理解できる。
松下政経塾の他にも、次世代のリーダーを育成する塾がある。そのひとつに明治の元勲の名前に由来した塾がある。講義担当予定の政治家が今回の閣僚人事で重要閣僚になったため、担当できなくなり、その塾の塾長から「小林さんがピンチヒッターでやってくれませんか」と、急遽電話で依頼された。民間人の私ですので立派な話は出来ません、と遠慮申し上げたが、先方は私の専門分野の話でもよいということでしたので、講義を引き受けることにした。テーマは【(次世代のリーダーへ)「リーダーと危機管理」】の予定である。
ちなみに、私は、都内にある次世代のリーダーを育てる目的の研究所が主催するファーラムで、企業や公官庁の主に部課長クラスの次世代のリーダーを対象に、毎年同様な内容の講義を担当している。このフォーラムの参加者からは、官庁や企業のトップや幹部になった卒業生が輩出している。
将来の日本や社会を担う人たちが、自主的に勉強を続けている人たちの姿勢というものには、いつもこちらの方が勉強させられる。
政治の世界というものはどうなるかは、誰も予測はできないが、高市首相が松下政経塾をはじめ、様々な経験や勉強を続けてきたバックグランドからすると「日本のサッチャー首相」になる可能性もあるのではないとか思っている。