今朝のテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」で最近の航空機事故の背景のひとつとして、世界的に管制官不足があるのではないかということについてコメントしました。
それぞれの事故原因はまだ究明されていませんが、事故の背景に管制官の不足が遠因のひとつとして影響しているものと思われます。
アメリカでは、先日に事故のあったワシントンのレーガン・ナショナル空港について、
2023年9月の米国議会に報告された航空交通管制官人材報告書によると、FAA(連邦航空局)と管制官労組が設定した雇用目標の3分の2に達していなかった。実際に事故のあった1月29日夜はレーガン・ナショナル空港の管制塔は、85%の人員で運営されており、28人の人数枠のうち24人しか埋まっていなかった、とのことです。
日本でも昨年1月2日の羽田空港での事故を受けて、管制官を養成する航空保安大学校の採用枠を28名から40名に拡大しています。
航空機は先端技術の集約であるが、管制官とパイロットのコミュニケーションは、依然として昔ながらの人間対人間のループで成り立っている。他の分野のように簡単に人員削減ができない分野である。
このことは、航空界だけでなく、機械やコンピューターでは代替できない業種にも共通していえることではないか。
画像は、テレビ画面をピックアップしたものです。