2日の宮崎空港の不発弾爆発の数分前にJAL機が現場を通過していたが、時間のズレで惨事にならず本当によかった。
私は北海道7空港民営化に関する仕事で前日に稚内空港の視察のあと、当日の早朝に新千歳空港の滑走路の補修作業を視察して、羽田空港に到着後、各テレビ局から宮崎空港での不発弾爆発に関連して生出演依頼の電話がかかってきました。しかし都内での講演終了後、そのまま羽田から福岡に向かい、九州電力の原発への出張があるためテレビ出演はすべて断りました。
テレビに生出演する時間的余裕があったら以下のようなコメントをするつもりでした。
『まず、爆発と航空機の通過との時間のズレで大事故にならずよかったです。今まで日本の各地で発見された不発弾は、爆弾投下の時点で信管が作動していなかった可能性が高い。そのため発見したものは、自衛隊の処理班が信管を取り除いて処理している。
今回の不発弾の爆発は非常に稀なケースで、米軍機が爆弾を投下した時点で信管が作動を始めたが、爆弾を起爆さるギリギリのところで止まっていた。長年、航空機による振動で信管が起爆するところまで作動して爆発してしまったことが考えられる。今後、発見される不発弾のほとんどは、最初から信管が不作動状態のまま地中に埋まっているのがほとんどで、今回のように爆発する可能性は極めて少ない。そのためか、宮崎空港は翌日から再開された。しかし、利用や、国民の不安は払拭されない。このままにしたら発足したばかりの石破内開の危機管理能力が問われる可能性がある。おそらく官邸かから国土交通省に対して、旧日本軍の空港であった各空港での不発弾の磁気探査を指示するかと思います』以上が、テレビ出演した場合にコメントする予定の内容です。
昨日、九州から帰宅後、ニュースを確認したところ、やはり、4日の閣議後の記者会見で斉藤鉄夫国土交通相が、「航空機の運航の安全に影響を及ぼしかねない事案。速やかに磁気探査を実施するよう指示した」と明らかにしています。