コラム

知識は体得してはじめて自分のものになる

松下幸之助は「真の経営は教えることはできない、自分で体得する以外ない」という趣旨の言葉を遺している。私はそれを「経営の理論や戦略は学ぶことがでるが、それをどのように適用し、どのように活かすかは、自分自身で体験して身に付ける以外にはない」と理解している。
経営者団体・企業で講演を行っているが、私が話したことは参加者にとっては単なる知識に過ぎない。参加者それぞれが、それをどのように理解し、自分なりにモディファイして、体験してはじめて身に付けて貰う以外ない、ということにあらためて気付いた。

講演や、SNSのブログにしても、単なる情報の提供もそれなりに意味がある。受け手が、「なるほど、自分もやってみよう」と思って体験に結びつく内容は更に価値がある。
自分自身がそれを聴いて、読んで、行動に結び付き、そして体得するような情報に接することの大切さを再認識した。それは、自分自信のアンテナの感度次第であり、アンテナの感度は目的意識の強度に比例する。

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