コラム

花火は一瞬、思い出は一生

梅雨明けとともに、夏の代表的な風物詩である花火大会が開催される。
腹の底に響く音とともに夏の夜空に一瞬に広がる大輪の花火の光景は、それぞれの人の思い出がある。
私にも花火の思い出がたくさんある。そのひとつに、空からみる花火である。7月下旬から8月中旬にかけて国内線の夜間フライトをすると、日本列島各地で花火大会が開催されている。地上でみる花火の視点とは異なり、上空の操縦席から眺めていると、小さな赤いピンポン玉が、あちらこちらで一瞬に光っては消えている。
この時期には、出発前に確認する、NOTAMとうパイロットや関係者に提供される情報に
「Fire work」がある。花火大会の日時や場所、制限空域などの情報である。

コロナで中止されていた花火大会が、今年は4年ぶりに全国各地で開催される。一瞬の花火に、それぞれが一生の思い出となるであろう。

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