コラム

童話「ウサギとカメ」の教訓

先日、イソップ物語の「アリとキリギリス」に関連した話をのFBで紹介しました。
今の時代、インターネット、そして最近急速に普及しつつあるChatGPTなどで、だれでも知識は容易に手に入れることができます。それだけに、知識社会が進めば進むほど、知恵が価値を持ってきます。イソップ物語や日本の童話などの古典は、時代を超えた知恵の宝庫だと思います。
大学で講義をする際には、学生には必ずイソップ物語や日本童話から得た知恵を紹介しています。特に「ウサギとカメ」の話は、毎年、学生や就活中の若者に話しています。

ウサギはカメ(他人)と自分を比べていますが、カメはウサギ(他人)と自分とを比べることはしません。「自分がどこに行きたいか?何をしたいか?」という明確な目標に向かって今やるべきことに集中してコツコツと全力投球しています。
私たちは、子供の頃から、兄弟、姉妹のなかで比べられ、学校でも成績の順番を付けて比べられてきました。
人生は、他人と自分を比べることは意味のないことです。比べるなら昨日の自分と今日の自分はどうなのか、と比べてみることが大切です。このことを学生たちに納得して貰うために「ウサギとカメ」の話を例にして、紹介しています。

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