コラム

ネパールで飛行機の墜落委事故

昨日(15日)、ネパールの首都カトマンズを出発し西へ200キロ離れたネパールの観光都市ポカラに向かっていたネパールのイエテ航空YT691便(ATR72-500型機、登録記号9N-ANC)が、ポカラの空港に着陸する手前で墜落した。この飛行機には乗客68人、乗員4人のあわせて72人が乗っていて、このうち10人以上が外国人の乗客だという。これまでのところ、この中に日本人の搭乗客は確認されていない。
昨夜、テレビ局から電話取材を受けた。マスコミの取材では、必ず原因を聞かれるが、事故の原因は今後の関係機関の事故調査をまつことになる。

添付のCNN とBBCのNewsの画像を観ると、墜落寸前に機体が左に大きく傾いている。

以下は、私の個人的な見解である。一般に航空機の事故は一つの不具合だけで墜落に至ることは稀である。複数の不具合な状況が重なって起きることが多い。その不具合な要素は大きく分けて、機体トラブル、気象、航空管制、乗員の操作の4つが考えられる。今まで報道されている内容と映像を見る限り、気象、航空管制が関与した可能性は少ない。とすると、エンジンや操縦系統のトラブルと乗員の操作とが複合的に重なった可能性が考えらえる。
2015年2月に起きた台湾のトランスアジア航空235便墜落事故と似た状況が考えられる。

この事故で亡くなれた方のご冥福をお祈り申し上げます。

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