コラム

トップ・リーダーに求められる「決断力」

この一週間、大阪と富山市において、組織のリーダー、経営者へ講演を実施した。そして今日(20日)の夜は、東京都内で公官庁・企業の次世代のリーダーの皆さんに「リーダーシップを磨く」というテーマで講演を行う。参加者は昼の業務を終えてから、18時開始のセミナーに参加する意欲がある人たちである。
リーダーやトップに求められる重要なものに「決断力」がある。私がいままでいろいろな場で、経済層やリーダーの皆さまにお話しをしている「決断力」に関する項目の一部には、以下のようなものについて話している。(あくまで私の個人的な経験と考えによるものです)

☆今ある自分は過去の決断と行動の結果である。将来の自分(組織)は、今、そしてこれからの決断と行動による。
☆決断には基準というものはない、従って正解もない。
☆基準も正解のない決断は、何を根拠に決断するのか。具体的には「何を大切にするのか」「どうありたいか、どうなりたいか」である。“What to Want” “What to Be”である。
☆決断にはリスクと覚悟が伴う。覚悟とは、自分が決断した結果起こり得ることのすべてを受け容れること。
☆決断は常に行動と一体化してはじめてその結果が生まれる。決断と行動とを一体化するには、この覚悟が必要。
☆判断は「頭」でする、決断は「肚」でする。
☆決断の種類は3つしかない。「~をする」「~はしない」「~をやめる」の3つである。   民間航空のパイロット(機長)も、目的地の空港に向かって進入中の決断は、「着陸する」「着陸しない(Go-Around)」「進入、着陸をやめて出発地の空港に引き返すか代替空港に向かう」の3つである。(もちろん、進入開始の基準、着陸可能・不可能の基準はあるが、基準内であっても瞬時に決断をすることがある)

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