コロナ禍のニュースが続いているなか、嬉しいニュースが飛び込んできた。
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」がこの7月にユネスコの世界自然遺産に登録される見通しとなった。これが正式に登録されると、日本では屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島に続いて5件目となる。沖縄、奄美、徳島のひとだけでなく、すべての日本人にとっても大変喜ばしいことである。
2019年2月に那覇で開催された「航空業界から見た持続可能な地球環境の保全と環境教育」で、私は沖縄の経済界の皆様方に講演をさせて頂いた。地球環境についてと、奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島の人たちが自然を大切に守っている姿や、JTAをはじめ沖縄地区のJALグループが「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島世界自然遺産登録」に向けた取り組みを応援しているいくつかの事例を紹介したので、個人的にも大変嬉しく思っている。
コロナが収束に向かい、航空需要が回復するとともに、この地の自然を楽しむ観光客が増えることが予想される。同時に心無い観光客によって、貴重な自然が荒れされないような工夫、努力も必要となってくる心配もある。観光客の皆様も是非、世界自然遺産を大切に守りながら、貴重な自然を楽しんで頂くことを願っている。