コラム

安部首相・鈴木北海道知事の決断(トップの決断)

危機に際してトップは、目先嫌わる決断することが最悪の事態を防ぐことに繋がる。今回の安部首相・鈴木北海道知事の決断は、トップの危機管理として国民、道民は評価すべきである。最悪の事態を防ぐトップの決断により、ほとんどの人が不利益、不便を被る。当然非難さる。また、結果的にそこまでやる必要がなかったと非難される。例え、最悪の事態を防いだとしても、称賛され割合よりも、非難される割合の方が遥かに多くなるものである。

しかし、危機に際して、トップは非難されないような決断をした場合は、“Too Little Too Late”となって最悪の事態を引き起こす可能性が大きくなる。

危機に遭遇した場合のトップの決断とは、こういうものである。もちろん説明責任も必要である。そしてなにより、「この人の言うことなら」という日頃からの信頼関係が重要な要素である。そのひとつに、トップは自ら公私を厳しく峻別することがポイントとなるのではないか。リーダーの決断については拙著『OODA危機管理・効率・達成を叶えるマネジメント』を参照して頂ければ幸いです。

最近の記事

PAGE TOP