コラム

羽田空港事故から1か月(聴覚情報と視覚情報)

羽田空港の滑走路上で起きた事故から1か月がたちました。今回のような事故を防ぐ対策についてテレビでコメントしました。その対策のひとつとして、管制官とパイロットのコミュニケーションに関して、聴覚情報に加えて視覚情報の活用の大切さをコメントしました。
ヒューマンエラー対策の視点でみると、耳で聞いた聴覚情報は、聞いたことを一旦頭で解釈しイメージする流れを経ます。この過程で人間は思い込み、勘違い等のヒューマンエラーが生じることがあります。視覚情報は直接事象を把握することができ、ヒューマンエラーの発生の確率少なくなります。

一般に私たちが、メディアに接する場合は、テレビやYouTubeなどの画像、映像は何も考えることをしなくても直接受け取ることができます。ラジオからの聴覚情報は、聞く側がいろいろとイメージする必要があります。その人のイメージ力の向上に繋がります。
聴覚情報と視覚情報には、それぞれメリット、ディメリットがあります。大切なのはその場、目的に応じて、それぞれそれのメリット、ディメリットを考えて接することだと思います。

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