コラム

中国東方航空機のコクピットボイスレコーダーが発見される

中国の航空当局は中国東方航空機の墜落現場で見つかった「ブラックボックス」についてコクピットボイスレコーダーだったと発表した。航空機の事故原因の究明の鍵を握るFDR(フライトデータレコーダー)とCVR(コックピットボイスレコーダー)である。
昨日は午前と夕方にTBSテレビに生出演し、今朝はテレビ朝日で電話による音声出演してコメントをした。事故原因の究明はCVRとFDRの解析を待つ必要があるが、今回の事故の特異性として3つをあげてコメントした。①ほぼ垂直に近い-90度に近い角度の姿勢で落下していること、②降下率が異常に大きいこと③管制官からの問いかけに対してパイロットからの応答がなかったことを挙げた。このことから、パイロットが対応できない重大なことが一瞬のうちに発生した可能性がある。或は可能性としては非常に少ないが、操縦席で異常なことが起こったということもあり得る、とコメントした。いずれにしてもFDRも発見、回収されて、CVRとFDRの解析により事故原因が究明されるであろう。

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